「和牛」令和元年7月号を発刊しました

●表紙写真「夏鳥と牛」
(表紙写真提供:公益社団法人山口県畜産振興協会 鷺池清成氏)
発刊日:令和元年7月29日発行

<掲載内容>
説苑
和牛新時代の幕開け -機能的体型を目ざして-

調査研究
ゲノム育種価解析の検証結果と課題について
    公益社団法人全国和牛登録協会 情報解析課

アニュアル・リポート
育種価評価の現状
    公益社団法人全国和牛登録協会 情報解析課

第12回全共へ向けて
第12回全共会鹿児島県大会の基本計画について
   公益社団法人全国和牛登録協会鹿児島県支部

第12回全国和牛能力共進会(鹿児島県大会)の出品条件の詳細と審査基準について
   公益社団法人全国和牛登録協会 全共担当

会報・登録彙報・統計資料

公益社団法人全国和牛登録協会の社員選挙の実施について

公益社団法人全国和牛登録協会の社員選挙を、下記により実施いたします。

[公示文書]
公益社団法人全国和牛登録協会社員選挙の公示(PDF)

[別紙]
社員選挙区並びに投開票場所(PDF)

[関係書類]
公益社団法人全国和牛登録協会社員候補者届出書(Word)

平成30年度種雄牛現場後代検定合同調査会を開催しました

 現場後代検定を活用した地域の特色ある種雄牛造成の促進とを目的とした種雄牛種雄牛現場後代検定合同調査会を、平成31年2月14~15日の2日間、京都市において行いました。
 本調査会は、各地域の現場後代検定調査牛を一堂に会し、枝肉調査と種雄牛造成の経緯、調査牛の飼養管理の考察を行うことで、種雄牛の能力の確認と十分に能力を発揮するための肥育技術の検討を行う場としています。
 今回は、北海道から沖縄県まで12道県から13セット42頭の出品があり、出品牛の枝肉調査を行うとともに、種雄牛の造成背景と肥育期間中の飼養状況についての報告に基づく枝肉成績の考察や、地域の特色ある牛づくりへの取り組みについて検討を行いました。
 また、15日には、「新たな牛肉の価値観の構築」をテーマとしてシンポジウムを開催し、脂肪の質や交雑脂肪の形状(小ザシ)といった牛肉の美味しさに関連する新たな形質の評価体制の構築に向け、長野県と岐阜県の取り組みについて報告をいただきました。

  開催日:平成31年2月14日(木)~15日(金)

  場所:京都府京都市南区  京都市中央卸売市場第二市場
       〃 中京区 全国和牛登録協会2階ホール

  出席者:道府県関係者約200名 本会側研究員5名 および本会役職員

  内 容:平成31年2月11日(月・祝)搬入、個体確認、生体調査
          2月12日(火)生体重測定、と畜、冷却
          2月14日(木)枝肉調査、枝肉研究会
          2月15日(金)シンポジウム

  調査牛:去勢牛29頭,雌13頭

北海道 「夜桜」        (黒原 5933)の調査牛 (去勢1頭、雌2頭)
岩手県 「安久勝晃」 (黒原 5944)の調査牛 (雌3頭)
    〃 「北孝栄」   (黒  15114)の調査牛 (去勢1頭、雌2頭)
宮城県 「百合好平」 (黒原 5951)の調査牛 (去勢3頭)
岐阜県 「白梅萌」   (黒  15116)の調査牛 (去勢2頭、雌1頭)
島根県 「百合五月」 (黒原 5927)の調査牛 (去勢3頭)
広島県 「帝釈丸」    (黒  15180)の調査牛 (去勢1頭、雌2頭)
山口県 「関平福」    (黒  15098)の調査牛 (去勢4頭)
長崎県  「美津洋」     (黒原 5964)の調査牛 (去勢3頭)
大分県 「隆之森」     (黒原 5920)の調査牛 (去勢3頭)
宮崎県 「吉富士丸」  (黒原 5954)の調査牛 (去勢3頭)
鹿児島県 「土瀬波」    (黒原 5937)の調査牛 (去勢1頭、雌2頭)
沖縄県 「茂北福」    (黒原 5868)の調査牛 (去勢4頭) 

 

[枝肉研究会ならびに総括検討会]          
  1)出品種雄牛紹介と造成経過等の報告
  2)全体まとめ 
  3)感謝状贈呈 

[シンポジウム] 
  テーマ:「新たな牛肉の価値観の構築」
    「脂肪の質に係る育種価評価の現状について」
       全国和牛登録協会情報解析課
    「信州プレミアム牛肉による長野県産牛肉のブランディング戦略」
       長野県農政部園芸畜産課
    「岐阜県における新たな価値観を取り入れた種雄牛造成について」
       全国和牛登録協会岐阜県支部

平成30年度和牛改良組合女性部研修会を開催しました

 各改良組合の女性部を対象として、女性部活動の活性化ならびに和牛生産・改良への意欲向上を目的とする研修会を開催しました。
 当日は、16道県から58名が参加され、健康な子牛生産のためのポイント等について研修したほか、事例発表として、山形県 山形おきたま和牛改良組合、新潟県 魚沼地域和牛改良組合から、地域の現状や改良組合活動、全共出品に取り組んでの感想などを詳しくお話いただきました。
 意見交換会では、グループごとに活発な意見交換や情報提供が行われ、有意義な会となりました。

  開催日:平成31年3月4日(月)13:30~5日(火)13:00

  場 所:全国和牛登録協会2Fホール

  出席者:58名

[研修内容]
 1)講演
  「健康な子牛生産のために日頃の飼養管理のなかで気をつけるべきポイント」
              鳥取県畜産試験場 酪農・飼料研究室  池本 千恵美
 2)活動事例発表
  「これぞおきたまの牛!を目指して -繁殖雌牛群出品までの道のり-」
                山形県 山形おきたま和牛改良組合 後藤 侑
  「魚沼産コシヒカリの生産地で取り組む和牛繁殖専業経営」
                新潟県 魚沼地域和牛改良組合   阿部 恵梨
 3)意見交換会
 4)視察研修

「和牛」平成31年4月号を発刊しました

●表紙写真「白峯神宮の牛の像」

発刊日:平成31年4月25日発行
<掲載内容>
説苑
  和牛新時代の幕開け

TOPIC’S
  平成30年度現場後代検定合同調査会 開催される
         公益社団法人全国和牛登録協会 情報解析課

調査と報告
  SNPデータを用いた系統分類と集団構造の現状について
         公益社団法人全国和牛登録協会 企画研修室

会報・登録彙報

「和牛」平成31年1月号を発刊しました

●表紙写真「第69回日本学校農業クラブ全国大会平成30年度鹿児島大会家畜審査競技会」

発刊日:平成31年1月25日
<掲載内容>
年頭所感
  新年のご挨拶

TOPIC’S
  第69回日本学校農業クラブ全国大会平成30年度鹿児島大会家畜審査競技会
  ~「和牛に学び,和牛とともに新時代」~
    公益社団法人全国和牛登録協会 穴田 勝人

第12回全共へ向けて
  第12回全国和牛能力共進会鹿児島県大会の概要について
    第12回全国和牛能力共進会鹿児島県実行委員会

  第12回全国和牛能力共進会鹿児島県大会の基本計画について
    公益社団法人全国和牛登録協会 全共担当

地域活動
 新規認定和牛改良組合より
   糸島和牛改良組合の紹介について
     福岡県 糸島和牛改良組合
   久留米地域和牛改良組合について
     福岡県 久留米地域和牛改良組合

会報・登録彙報

第24回和牛育種・改良問題セミナーを開催しました

第24回目となった本セミナーでは、「遺伝的不良形質にかかわる分析」と「遺伝的多様性の確保に向けたSNP情報の活用」 の2つのテーマに基づき、下記の報告と講演が行われました。

「遺伝的不良形質にかかわる分析」については、情報解析課から「損徴の遺伝的評価について」として、 Gibbs Sampling法を用いた遺伝的評価(育種価評価)の分析結果について報告し、その活用方法の検討を行いました。 また、鹿児島大学農学部 下桐猛先生からは「黒毛和種の損徴に関する遺伝学的研究 ~白斑を中心に~」として、 白班の原因遺伝子の探索など遺伝的機序にかかわる研究の進捗状況について講演をいただきました。

「遺伝的多様性の確保に向けたSNP情報の活用」については、神戸大学大学院農学研究科 大山憲二先生・本多健先生から、 SNP情報を用いた種雄牛のグルーピング(系統分類)結果を用いて、 集団全体の遺伝的多様性の維持・拡大という観点からみた各グループの寄与や多様性への貢献等に関する 分析手法とその結果について講演をいただきました。

当日は22道府県から43名の出席があり、有意義なセミナーとなりました。

  開催日:平成31年1月11日(金)10:00 ~ 14:30
  場 所:公益社団法人全国和牛登録協会(京都市中京区)
  出席者:22道府県43名
[内容]
 1.損徴の遺伝的評価について
    全国和牛登録協会情報解析課 西 和隆 
 2.黒毛和種の損徴に関する遺伝学的研究 ~白斑を中心に~
    鹿児島大学農学部      下桐 猛 
 3.SNP情報を用いた系統分類と集団構造の状況について
    全国和牛登録協会総務課   山口 由紀
 4.SNP情報を用いた種雄牛のグルーピングと各グループの
   遺伝的多様性に及ぼす影響の調査
    神戸大学大学院農学研究科  大山 憲二
    神戸大学大学院農学研究科  本多 健