第16回和牛育種・改良問題公開セミナーの開催について

平成23年1月11日~12日,(社)全国和牛登録協会にて,第16回和牛育種・改良問題公開セミナーを開催しました。
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 今回のセミナーでは,「遺伝的多様性確保に向けて」をテーマに行いました。過去10年間における系統雌牛集団の変化の調査分析報告や,神戸大学大学院農学研究科万年英之教授から,遺伝的多様性に係わるDNA情報利用の可能性についてご報告をいただきました。また,同大学の本多健先生からは,産地や種雄牛間における遺伝的グルーピングによる多様性の現状調査と,和牛集団構造のモニタリングの結果についてのご報告をいただきました。
そのほか,兵庫県における遺伝的多様性確保に向けた取り組みとして,兵庫県立農林水産技術総合センター北部農業技術センターの福島護之氏から,兵庫県内の遺伝的多様性の維持を考慮した改良方針や活動をご紹介いただきました。
当日は,20県から45名の出席があり,有意義なセミナーとなりました。
【話題提供課題】
テーマ:「遺伝的多様性確保に向けて」
1日目:1月11日
1.産地・種雄牛間における遺伝的グルーピング結果について
         (神戸大学大学院農学研究科 本多 健氏)

2.遺伝的多様性の確保に向けた兵庫県の取り組み
         (兵庫県立農林水産技術総合センター           
          北部農業技術センター畜産部 研究主幹 福島 護之氏) 
2日目:1月12日
1.和牛の集団構造のモニタリングの結果について
         (神戸大学大学院農学研究科  本多 健氏)

2.遺伝的多様性に係わる遺伝子型解析情報の利用の可能性について
         (神戸大学大学院農学研究科  万年 英之教授)

3.全国の雌系・雄系に係る調査分析概要について
         (本会 総務課企画研修室)