第10回全国和牛能力共進会 和牛審査競技会の結果について(速報)

10月27日に第10回全国和牛能力共進会最終比較審査会場にて和牛審査競技会を行いましたので,結果を掲載いたします。

<女性の部>
最優秀賞 島根県  厚朴 加代美
優秀賞  鹿児島県 羽子田 ひとみ 
優秀賞  佐賀県  中川 晴絵
優秀賞  群馬県  市川 初江
優秀賞  福島県  白石 道枝
優秀賞  宮崎県  鳥越 千恵子

<後継者の部>
最優秀賞 宮崎県  深江 将央
優秀賞  栃木県  渡辺 靖
優秀賞  岐阜県  溝端 真也
優秀賞  岩手県  畠山 満正
優秀賞  宮城県  守屋 和徳
優秀賞  島根県  田原 正太

<高校生の部>
最優秀賞 青森県立三本木農業高等学校 米田 彩貴
優秀賞  福島県立磐城農業高等学校  大泉 遥
優秀賞  大分県立玖珠農業高等学校  若杉 将太郎
優秀賞  和歌山県立有田中央高等学校 三島 壮敏
優秀賞  宮崎県立高鍋農業高等学校  藪内 健晶
優秀賞  鳥取県立日野農業高等学校  西村 えり

(※敬称略)

「和牛」平成24年10月号を発刊しました


発刊日:平成24年10月1日

説苑
和牛維新の始まり

第10回全共へ向けて
“がんばろう宮城” 心ひとつに全共へ
「茂洋」で魅せるぞ,宮城の底力
     全国和牛登録協会宮城県支部

みんなの想いを一つにし,いざ福島牛 目指せ全国の頂点を!
     全国和牛登録協会福島県支部

第10回全国和牛能力共進会の開催にあたって
     第10回全国和牛能力共進会長崎県実行委員会長

開催地・長崎県からの声
 夢の舞台 全共
     長崎県五島市 野口 兼幸
 故郷で和牛一貫農家を目指す
     長崎県立諫早農業高等学校 山田 大志郎

長崎県実行委員会だより No.15 
      第10回全国和牛能力共進会長崎県実行委員会事務局

地域活動
新規認定和牛改良組合より
ゆうき青森和牛改良組合の活動について
     青森県 ゆうき青森和牛改良組合

福島県に思いを寄せて
東日本大震災から1年半 福島の今とこれから
     全国和牛登録協会

会報・登録彙報
 役員会・各種委員会関係
 指導事業関係
 審査・産子検定
 産肉能力検定結果の採択
 登録証明書の再交付等
 連産牛表彰

「和牛」平成24年7月号を発刊しました


発刊日:平成24年7月20日

説苑
和牛の檜舞台

追悼記事
-西田孝雄元会長を偲んで-
   西田孝雄先輩を悼む
         公益社団法人全国和牛登録協会 顧問 福原 利一

地域活動
新規認定和牛改良組合より
地域一体となった和牛生産 ~肥育成績をもとに改良促進~
         熊本県  あしきた和牛改良組合

アニュアル・リポート
育種価評価の現状
         情報解析課

第10回全共へ向けて
長崎県実行委員会だより No.14
         第10回全国和牛能力共進会長崎県実行委員会事務局
    
第10回全共に係る準備状況について
         第10回全共担当       

会報・登録彙報
 役員会・各種委員会関係
 指導事業関係
 規程類の制定と改正
 事業計画関係
 審査・産子検定
 産肉能力検定結果の採択
 登録証明書の再交付等
 統計資料

「和牛」平成24年4月号を発刊しました


発刊日:平成24年4月20日

説苑
公益社団法人としての再出発にあたって

TOPIC’S
平成23年度現場後代検定合同調査会 開催される
          情報解析課

地域活動
参加型イベント「北海道和牛検定」からの第一歩
 北海道和牛生産農家後継者研修会の取り組み  
          企画研修室 山口 由紀

第10回全共へ向けて
長崎県実行委員会だより No.13
          第10回全国和牛能力共進会長崎県実行委員会事務局
       

会報・登録彙報
 役員会・各種委員会関係
 指導事業関係
 第10回全共関係
 規程類の制定と改正
 本会改良組合強化規程による組合認定
 審査・産子検定
 産肉能力検定結果の採択

平成23年度現場後代検定合同調査会について

平成24年2月20日~21日に、平成23年度現場後代検定合同調査会が開催されました。

場 所:長崎県佐世保市 佐世保市食肉地方卸売市場 
      〃     JAさせぼホール
 
内 容:2月16日(木)調査牛の搬入,個体確認,生体調査
      17日(金)体重測定,と畜,解体
      20日(月)枝肉調査,展示,販売,枝肉研究会
      21日(火)シンポジウム
 
調査牛:去勢29頭,雌14頭   
 ・北海道 「北芳福」 (黒 14294)の調査牛(去勢2頭,雌1頭)
 ・岩手県 「勝安春」 (黒原 5087)の調査牛(雌3頭)
      「幸大鶴」 (黒原 5091)の調査牛(雌3頭)
 ・宮城県 「忠勝美」 (黒原 4943)の調査牛(雌4頭)
 ・福島県 「北未来」 (黒 14523)の調査牛(去勢3頭)
 ・岐阜県 「神白幸」 (黒原 5097)の調査牛(去勢3頭)
 ・鳥取県 「安平久」 (黒 14454)の調査牛(去勢3頭)
 ・島根県 「茂福花」 (黒原 5035)の調査牛(去勢4頭,雌1頭)
 ・岡山県 「北盛栄」 (黒 14533)の調査牛(去勢1頭,雌2頭)
 ・大分県 「隆安鶴」 (黒 14354)の調査牛(去勢3頭)
      「実穂安平」(黒 14355)の調査牛(去勢3頭)
 ・鹿児島県「宮貞福」 (黒原 4918)の調査牛(去勢3頭)
 ・長崎県 「晴晴」  (黒原 5108)の調査牛(去勢4頭)

 出品種雄牛は11道県13セット,43頭の出品でした。
 種雄牛候補の平均年齢は5.2歳(4.6~6.1歳)となっており,昨年と同様に若い種雄牛での出品になりました。
 枝肉研究会では,例年同様,種雄牛の造成背景から,肥育期間中の飼養状況,枝肉結果の考察などについて各県より発表をいただきました。
 また,今年度も牛肉の美味しさの1要因とされるMUFA(一価不飽和脂肪酸)の含有率の光学測定を行い,報告を行いました。
 シンポジウムはテーマを「和牛維新!脂肪の質評価による新たなステージへ」とし,脂肪酸の客観的評価を産地のブランド認定資格として取り入れている県のうち,大分県と石川県から発表をいただきました。

[枝肉研究会ならびに総括検討会]
 1.枝肉研究会
  1)生体および枝肉総評
  (1)生体評価
  (2)枝肉成績の考察と総評
  (3)MUFA予測値の全体の統計量と総評
  (4)MUFA予測値の種雄牛別および飼料の給与実績別の統計量
  2)出品種雄牛紹介
  3)出品セットを絞った検討
  (1)種雄牛が造成された背景について
  (2)出品牛の生体および枝肉からの考察について
  (3)出品牛以外の枝肉成績も含めた全体評価
    岩手県「幸大鶴」,岐阜県「神白幸」,島根県「茂福花」
    岡山県「北盛栄」,長崎県「晴晴」
  (4)質疑応答
  4)総括
 2.感謝状贈呈

[シンポジウム]
 テーマ:「和牛維新!脂肪の質評価による新たなステージへ」
 1.基調講演
 「和牛維新!脂肪の質評価による新たなステージへ」
           全国和牛登録協会 勝田 智博
 2.講演
  1)おいしい能登牛の生産に向けて
     ~能登牛プレミアム認定制度の策定~
          石川県畜産総合センター 専門研究員 柴 教彰
  2)The・おおいた豊後牛『豊味いの証(うまいのあかし)』
    の策定に係る大分県の取り組み
    大分県農林水産研究指導センター畜産研究部豊後牛改良チーム
                      主任研究員 堀 浩司

会長からのご挨拶

会長理事 向井文雄
会長理事 向井文雄

全国和牛登録協会のホームページにおいで頂き有り難うございます。

全国和牛登録協会は,平成24年4月1日をもって,特例民法法人から公益社団法人として新たな出発をいたしました。
昭和23年3月3日雛の節句に和牛の登録と育種を専門とする技術者からなる組織として発足以来64年,農家を会員とする登録団体として「信用は登録の生命なり」を基本理念に,登録事業を通じた育種改良に取り組んでまいりました。戦後の厳しい世相のなか,わが国固有の実用家畜である在来和牛の改良による農業生産の安定化を目指して,戦後の復興期から高度経済成長という激動期,世界的規模での食料の生産流通という国際化へとめまぐるしく変化する社会経済環境の時代を経て,多くの関係者が,文字通り和牛の生き残りをかけて,社会が要求する能力を備えた品種へと一歩一歩育種改良を進めてまいりました。いまや,和牛は農用牛という農業経営の伴侶から「Wagyu」として世界に誇る肉用品種としてわが国農業の基幹作目に成長し,国際化が加速する今日,和牛はわが国が育てた遺伝資源,貴重な知的財産としてますます重要になっております。

このたび,国の公益法人の見直しに際して,全国和牛登録協会が進めてきた登録・育種事業が和牛経営の向上による地域社会の活性化に加えて,良質の牛肉を安定的かつ持続的に供給し,わが国の安全安心の食料生産に大きく貢献すると評価され,公益法人への移行が認定されました。
公益社団法人への移行を契機として,全国和牛登録協会と協会の構成員である全国の会員が一丸となって,厳正な登記・登録の実施と全国各地の育種改良基盤の強化や人材育成など各種の公益事業を一層推進するとともに,広く一般の皆様にも和牛がわが国の貴重な生産畜産物であり,風土と伝統の所産であることを知っていただくことにより和牛の価値観をさらに高め,産地の活性化に寄与していくことが,美味しい和牛肉を安定的に供給するために欠かせない使命であると決意を新たにしております。

平成24年10月には長崎県佐世保市・島原市において第10回全国和牛能力共進会が開催されます。全国和牛能力共進会(全共)は,5年という年限を区切って時代が求める和牛像を実証展示し,全国の生産者が一堂に会して,産地における改良成果を競い,飼養管理技術を切磋琢磨する一大事業であり,和牛の今日をもたらした原動力であります。出品道府県では,候補牛の選定や出品管理技術の研鑽など,準備に邁進されていることと思います。今回の全共は10回という歴史を刻む節目,「和牛維新!」と銘打った和牛のさらなる飛躍への船出であり,口蹄疫や東日本大震災からの復興を願う全共であります。全国の産地が誇る精鋭が競い合う場であるとともに,生産者と消費者がともに集う交流の場として,厳しくも楽しい全共が盛会に開催されることを心より祈念しております。

平成24年4月1日
公益社団法人 全国和牛登録協会 会長 向井 文雄

種畜検査における等級判定基準の改正と種畜証明書番号の変更について(農林水産省からのお知らせ)

種雄牛所有者の皆様へ

農林水産省より,種畜検査における種畜の等級判定基準の改正と種畜証明書番号の変更について,周知の依頼がありましたので,お知らせいたします。
詳しくは下記のPDFファイルをご覧下さい。

種畜検査における等級判定基準の改正と種畜証明書番号の変更について(平成24年4月1日より)
(PDF)